HSコード(Harmonized System Code)とは、貿易上で商品の分類するためのコードで、関税が何%になるかを特定するために重要な1要素です。
HSコードは、世界税関機構(WCO)によって開発された6桁のコード体系になっています。
国や地域によって、さらに細かい分類(通常は8桁または10桁)が追加されることもあります。
6桁の構成は、
最初の2桁:商品の大分類
真ん中の2桁:商品の中分類
最後の2桁:商品の小分類
となっており、約5000の分類が含まれています。
例えば、バナナのHSコードは「0803.90」です。
08: 果実およびナッツ類
03: バナナ類
90: 特定の品目(バナナ全般)
HSコードに加えて、関税の特定には
・輸出国がどこか
・輸入の時期がどこか
についても必要になってきます。
バナナでいうと、
フィリピン産のバナナの日本への輸入は、フィリピンとの経済連携協定(JPEPA)により無税です。
ただし、そういった規定がない国からの輸入については、
4/1~9/30までは1kgあたり10%の関税、
10/1~3/31までは1kgあたり20%の関税
と時期によって異なります。
