フルフィルメント (Fulfillment)は、主にEC(電子商取引)や通販で使われる言葉で、「顧客の注文を処理し、出荷・配送を完了するまでの一連の業務」 という意味です。
現代のビジネス用語「フルフィルメント」 は、「完全に遂行する、やりとげる」という意味の英語fulfillから派生しており、特に 「注文を処理し、顧客に届ける一連のプロセス」 を指すようになりました。
フルフィルメント・センターはEコマースの物流センターのことで、「単に商品を届けるだけでなく、顧客の期待を満たす」というニュアンスが含まれる物流センターです。
フルフィルメントセンター(Fulfillment Center)は、EC(電子商取引)の発展とともに進化してきた 物流拠点 です。従来の倉庫とは異なり、単なる保管ではなく ピッキング・梱包・出荷・返品対応 などの業務を含む点が特徴です。
歴史的には、1800年代後半、アメリカで カタログ通販(Mail Order Business)が登場し、注文処理や発送業務を行う専用の施設(今のフルフィルメントセンターの原型)として誕生しました。

フルフィルメントに関連する用語としては、AmazonのKivaロボット(棚ごと運ぶ自動走行ロボット)など倉庫の自動化や、即日配送やQコマース(クイックコマース)に対応、EC専用の配送拠点であるダークストア(Dark Store)などが有名です。
