「納品サイクル」とは、納品と納品の間の期間のことです。
発注したものが納品して、その次に発注するものが納品するまでに何日かかるのかを「納品サイクル」と呼びます。
納品サイクルは、発注量計算のために重要な概念です。納品サイクルを考慮しないと、過剰に発注したり、欠品したりすることになります。
発注量の計算には、次の3つの期間を考慮する必要があります
①発注をして納品するまでの「発注リードタイム」
②発注をして納品してから、次の納品が来るまでの「納品サイクル」
③次の納品が来る直前にバッファとして持たせる「安全在庫(期間)」
この3つの期間について、しっかりと情報を揃えることが正確な発注に必要になります。
このうち、「納品サイクル」とは、納品がきて次の納品までの期間(の使用量)のことです。今回の発注量が、いつの分までが最低限必要になるかというと、その発注の「次の」発注が到着するまで、となります。
例えば、3か月分の使用量を発注したとして、それが到着して次の納品が4か月後になるのであれば、1か月分足りないことになってしまいます。
ですので、発注する前には、必ずその次の納品はいつ来るのかを確認しなければなりません。
これを「納品リードタイム」と呼びます。
特に新商品・フェア商品の取り引きや製造において、初回の数量の取り決めだけをして、2回目の発注・製造・納品がいつできるのかを確認していないと、必ずトラブルが発生します。「リードタイム」という言葉と切り分けて、「納品サイクル」という言葉を使って情報を整理することで、トラブルの予防になります。
